ありここコラム #12  ~ サイダ・オルモス・ミラジェス さん ~

人生の半分は旅

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私はサイダの瞳が好きだ。山奥の深い碧い湖のように、懐が深い。
会う度に、その深さに、さらに優しさが宿っている。
彼女の見つめるもの、それは遠く、近く、険しく、温かい。
私はサイダの声も好きだ。瞳と同じく、会う度に、太く、強くなっている。
そして、その声のバイブレーションは、その場を変える力を持つ。
どれだけ修行を積んでいるのだろう。
翻訳に苦労した。彼女の魅力を表現する日本語が出てこない。
言葉じゃない、波動で表現したいと感じた。
高山の強い陽射し、乾いた大地、澄んだ空気。
この夏のカイラス巡礼に、ベクトルをまっすぐ向けているサイダが、
私の人生に存在してくれることに感謝だ。

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名前: Zaida Olmos Miralles
サイダ・オルモス・ミラジェス

(スペイン語でzaは上唇と下唇の間に舌を挟んでサと発音、ザにはならない。)
年齢: 33
国籍: 完全にスペイン人(これは否定できないわね) ムルシア出身
職業: …んん~!!!!  難しいわ!!  Dharma ( 仏教における法 ) を学ぶ者であり, 状況に応じて必要な全てのこと、あれこれ少しずつ。それは、コラムを読んでみて。
婚姻状態?: 永遠の真実と結婚してる、そうね、まだ時々不忠実だけど(あはは)。。

Q1.現在の生活に至るまでの経緯は?
26歳の時、私の師となる人と出会ったの。
その頃は、それが私の人生の進む方向になろうとは、直感していなかったけれど。
単純に、彼が話すことを聞いて、学ぶことが興味深かっただけ。
様々な教えの全て、ヨガ、キルタン(音楽と共にマントラを詠唱するヨガのひとつ)、彼の話すことは、今まで聞いたことが無かったことばかり。
そして、それはとても筋の通った話のように思えて、納得できるものだった。
まるでもう人生を既に一度経験したように感じたりもして、一つひとつの言葉が私の内部に鳴り響くようだった。

その頃、なぜかは分からないのだけど、私はどんどんこうした教えに引き寄せられるように感じていた。
まだ今でもその理由は分からない。今でも、いつも、さらに引き寄せられているような気がする。
数ヶ月で、私は私が知っていたものと完全に異なる生活を送っていることに気づくことになった。
でも、私はそれを急激な変化とは決して感じなかった。すべては、本当に自然の流れで起こっていたわ。
もう長い間、私はパーティーやバー、コンサートにあまり興味が無くなっているの。
GE DIGITAL CAMERA以前と比べると、家や私のヨガのクラスで過ごすことが多くなって、私の生活ははるかに静かになったの。
と同時に、気がつくと私は新しい友人のグループに囲まれていた。多分、旅行に一緒に行く友人として、今まで選んだことがないような人たちね。
私たちの共通点は、師の話す私たちの在り方、真実、精神、なんていうエッセンスだけ。
私たちは誰も、なぜかは分からないのだけど、皆が同じように引き寄せられているの。これだけは確か。

師の話す偉大な師やヨガ行者の歴史を聞いて、私は放っておくことのできない大きな可能性を持っていることが見えてきたの。
その頃の私は若くて強くて、活気や熱意を持っていたし、縛られているものが無かったから。
そうね、私は誰もが持つ「社会的な約束」、つまり家族・仕事・パートナーなどは持っていたけれど、本当のところは結婚・子供・不動産・何かの契約も望んではいなかった。
そして私は、そんなことよりはるかに大きく重要な任務を持っていることに気づき始めた。
そう、人生の目的が何かを見つけ出すこと。私はいつもこう感じていた。
「人生にはひとつの方法があるべきであって、それは苦痛が伴わない世界とつながっているべきだ。」と。
でも、私はそれを実経験から見出す能力が足りなかった。以前の私の生活は苦痛ばかりだった。
人から見れば、私は全てを持ち、物事がうまく行っているように見えたかもしれない。
本当のところ、私は色々な関係に苦しめられていると感じ、それらを非難していた。
私は、私たちがなぜ、ほとんどのありとあらゆることに苦しむことに慣れてしまっているのか、信じることができなかった。
だから私は、自由を生きる方法を見つけ出すことに決めたの。

Q2. 日々の暮らしについて
それは、私が人生の中でした最も重要で、決定的で、賢明で、思慮深い選択だったわね。
あまり時間を置かず、私はスペイン南部のある荒漠な山中に引っ越したの。
師や仲間たちと私は、スピリチュアル・精神的なトレーニングをするためのセンターを建てることにしたの。
それは大きなプロジェクトよ。様々な伝統の建築に基づいた建物で、個々のスピリチュアルな道を発展させることが出来る。P1020468(52)
様々な哲学を受け入れ、誰をも拒まず、ヨガや瞑想のクラス・リトリート・スピリチュアルな旅を企画したり、インド・イスラエルなど海外から師を招いたりする。これら全てを、全ての人にオープンな形で提供する。何の制限も無しに。
HP: http://www.mahasandhi.es/

毎日、私が何をしているように見えるかしら。
全て、ね。
ありとあらゆる必要なこと、全て。掃き掃除から本の執筆、テレビのインタビュー、瞑想のクラス。
それが何かって定義は、特に構わない。

私が実際にしていること・・・? 私を驚かすことね。
私の心は、人として、私を驚かすために止められない。それは「夢を与える宝石」みたいなものね。
楽園も地獄も作ることができる、限界の無いものよ。ブレーキも無い。
私が 「 本当にしたいこと 」 ( でも、いつもしているわけでは無いこと・・・) は、精神的創造と純粋な現実を区別すること。
この世界で平和に暮らすために。与えるものが無い人が、ひとりも存在しないように。
助けることがもっとできるように、私から提供できるように。それは本当に面白い仕事ね。
それは面白くて、常に異なるの。だから、毎日がとてもフレキシブルなスケジュールなの!

(現在、この夏のチベット・カイラス巡礼を企画中。
チベットヨガ・キルタン・マントラ・ウォーキングなど、全てドネーションで参加者の準備クラスを開催。
HPからクラスの動画も見られ、巡礼は準備をすれば世界中の誰でも参加可能。)

Q3.将来のプロジェクトは?
私の将来のプロジェクトは、将来のプロジェクトを持たないこと。
何か他のことに出会わないかなっていう期待や、今持っていることよりもっといいものに出会わないかなっていう期待を手放すこと。このまま続けられると信じていることを失う恐怖も要らない。

q3-12一日一日を生きることを学び、私に与えられた人生、本当にひとつひとつの瞬間だけが持っている唯一のものであるということを感じ、シンプルに暮らす。まるでユートピアみたい、じゃない?
そうね、何でもやってみることは出来るわ。これを、歴史上の偉大な師たちはイリュージョンと呼んだ。
そして、それは私たちの手の届くところにあるもの。ただ、一歩一歩進み続けることが必要。私はその一歩一歩を進みたいの。

Q4.あなたの愛読書、映画、音楽など
好きな本は、偉大なヨガ行者の伝記。
それらは私にインスピレーションを与えてくれ、心を動かしてくれるから。
私は、彼らが長い道のりの中で困難と熱意を持ってゴールを目指したという事に、
自分のアイデンティティーを再確認するの。

映画は、タランティーノ、マグノリアなど沢山。
本当に良い映画なら、笑えるもの、泣けるもの、感動に震えるもの、何でも。

音楽、特に神の名前を歌うことが好きです。
クリシュナ、ラム、シヴァ、ドゥルガー、カーリー、夢中になっちゃうくらい。
他にもポップ・ミュージック、レゲエ、ラップ、クラシック音楽.も大好きよ。メロディーはそれぞれ、感情、感覚、経験、この永遠の世界の旅行だもの。

2014 / 03 / 07 UP

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