ありここコラム #10  ~ マティアス・ガルシア・マルティネス さん ~

人生の半分は旅

head-10

マティは、引き出しの多い男だ。
初めて会ったとき、彼は自宅の庭で、海パン姿で花の苗を植えていた。
それから彼は庭のプールでひと泳ぎすると、ギターを弾いて歌ってくれた。友人が「パパよ。」と言う。
しばらくして友人は実家を出たが、パパと私は大の仲良しに。
コンサートにフェス、海へ山へ、自宅の庭でワインとおしゃべり、ときどき討論(男と女について?)。
マティは60過ぎても、ラテン伊達男な魅力がたっぷりなのだ。要注意!

prof-10
名前 : マティアス・ガルシア・マルティネス
年齢 : 64歳
職業 : 教職を引退
国籍 : スペイン

Q1: 現在の生活にいたるまでの経緯は?

若い頃、18歳からイタリア・ローマのグレゴリオ大学で、神学と哲学を勉強した。それは私にとって非常に重要な経験になった。
なぜなら、その頃60年代、70年代は、スペインでは独裁政権が、イタリアへでは民主主義があった
イタリアからふた夏、オランダ・アムステルダムへ仕事に行ったんだ。それは、私の眼を開かせるもうひとつの方法だった。
「全ての意味で、こんなにも自由で進んだ国がある。」ってことに気づく。
古い体制への反抗として、私はスペインに戻るとポピュラーミュージックのグループを作り、フランコ将軍の独裁に反対する抗議の歌を歌った。
そして、社会的に政治の反対側の人たちと関係した。 刑務所に入るドアのところまで行ったけれど、ラッキーなことに入らなくて済んだよ。

q1-10

33年間、6~16歳のクラスを教えていたよ。(スペインの義務教育は1~6学年のPrimaria と7~10学年のSecundaria)音楽の先生だったんだ。
25年間、子供のコーラスも指導していた。 その間にも、2回海外で働いた。
1年間は、イタリア・ローマ・トラステベレ地区にあるスペイン人学校で。もう1年間は、イギリス・ロンドン・ノッティングヒル地区にあるスペイン人学校で。

Q2: 日々の暮らしについて
4年前に60歳になって、退職したんだ。
今は毎日、本を読んで、旅行ことをおしゃべりして、
時々現役教師たちや昔の同僚たちのコーラスを指導して、
q2-10

ピアノとギターを弾いて、スポーツをして
(水泳・卓球・バスケット・テニス)、
旅行に行って
(アルゼンチン・ブラジル・ペルー・アマゾン・ラオス・カンボジア・ベトナム・2009年には日本も!) などなど。

Q3: 将来のプロジェクトは?
真っ先に、インド南東部・アンドラ・プラデシュ州のアナンプールとカリヤンドゥルグという町にある、
ビセンテ・フェレールのNGOに戻って、6ヶ月とか1年とか、ぜひ一緒に働きたいと思っている。
(公式HP: http://www.fundacionvicenteferrer.org/en/

これまで2002、2003、2004年の3回行っていて、2003年が一番面白かったよ。
7・8月と2ヶ月、ここのプロジェクトで視覚障害児や精神障害児に、
子供のための世界のダンスや遊び、打楽器、英語やスペイン語の歌を教えたんだ。

また、ここに年に一度来るスペイン人の賛同者達を案内するインド人スタッフ達へ、
スペイン語指導もした。
このNGOはここで40年以上、社会的弱者やダリット(カースト制度の外、さらに下の層、不可触民)の生活向上のために様々なプロジェクトをずっと続けているんだ。
あとは、上記Q2の今やっている好きなことを全部、ずっと続けていきたいね。

q3-10-1 q3-10-2

Q4: 好きな本、映画、音楽。

映画 : ウッディ・アレンの映画は最高だね。ペドロ・アルモドバルもいい。

本:   ロシア古典文学が好きだね。イギリスやアメリカの文学もいい。
(今、フィリップ・ロスを読んでいる。) 
歴史小説も好きで、今、ジェレミー・パクスマンの「前代未聞のイングランド」を読んでいる。
それからポルトガルのジョゼ・サラマーゴもいいし、
今、手の中に、ステファン・ハッセルの「怒れ!憤れ!」を持ってるよ。

音楽: クラシック。JSバッハ。モーツァルト。 オペラも、クラシック・ロックもいい。
スペインのミュージシャンも好きだよ。

2013 / 3 / 15 掲載

広告